「ジアイーノを買うなら、F-MV5000CとF-MV5020Cって結局どっち?」――ここで迷う人はかなり多いです。
どちらも“次亜塩素酸で空間のニオイ対策をする”という軸は同じで、適用畳数や基本スペックも近い。
だからこそ、パッと見だと違いが分かりにくいんですよね。
でも、選び方はシンプルです。
F-MV5020Cは「ペットがいる家庭を想定した“配慮の上乗せ”モデル」、一方でF-MV5000Cは「基本性能でコスパを取りに行ける標準モデル」。
この整理ができると、ムダな上位買いも、物足りなさも避けられます。
特に注目したいのが、F-MV5020Cに用意されている「ニオイモード」。
ニオイセンサーの感度を高めて、急なニオイを素早く脱臭する狙いがあり、トイレ後や来客前、ケージ周りなど“ニオイが急に立つ”環境では魅力になりやすいポイントです。
さらに、運転の切り替えで風量が急に変わりにくいシームレス風量切り替えなど、生活のストレスを減らす工夫もあります。
一方で、「ペットはいない」「普段の生活臭が中心」「まずはジアイーノの基本性能を使ってみたい」という人にとっては、F-MV5000Cで十分満足できる可能性が高いです。
仕様表で同等の項目も多く、差額ぶんの価値を感じにくいケースもあります。
今回は、両モデルの違いが一目で分かる比較から始めて、次に「どんな家庭にどっちが向くか」を具体例つきで整理します。
1章:F-MV5000CとF-MV5020Cの違いはここ!まずは結論から
まず大前提として、2台は“土台の性能”がほぼ同じです。
適用床面積の目安(〜22畳)や、8畳の清浄時間(約13分)、加湿量、サイズ・重さ、消費電力まで主要スペックが揃っています。
そのうえで、違いはシンプル。
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F-MV5020C:ペット配慮の上乗せ(ニオイモード/ペット向けの仕様・付属)
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F-MV5000C:基本性能でコスパを取りやすい標準モデル
違いが一目でわかる比較表(主要ポイント)
| 比較ポイント | F-MV5000C | F-MV5020C |
|---|---|---|
| ニオイモード | ― | 〇(搭載) |
| ペット向けの仕様(音・使い勝手の配慮) | ―(標準) | あり(ペット配慮として訴求) |
| 貼り替えプレフィルター同梱 | ― | 〇(同梱・月1目安ではがして捨てる) |
| 天面アタッチメント | 別売(対応) | 別売(対応)※5000Cにも対応 |
| 適用床面積のめやす | ~22畳 | ~22畳 |
| 8畳の清浄時間 | 約13分 | 約13分 |
F-MV5000CとF-MV5020Cのスペック
| 項目 | F-MV5000C | F-MV5020C |
|---|---|---|
| 適用床面積のめやす | ~22畳(~36㎡) | ~22畳(~36㎡) |
| 8畳の清浄時間 | 約13分 | 約13分 |
| 集じんの適用床面積 | ~22畳(~36㎡) | ~22畳(~36㎡) |
| 加湿の適用床面積 | 木造和室 ~3畳(~6㎡)/プレハブ洋室 ~6畳(~9㎡) | 木造和室 ~3畳(~6㎡)/プレハブ洋室 ~6畳(~9㎡) |
| ニオイモード | ー | ○ |
| 電解強度設定機能 | 強・中・弱 | 強・中・弱 |
| 照度センサー | ー | ー |
| ニオイセンサー | ○ | ○ |
| 温湿度センサー | ○ | ○ |
| 切タイマー | ー | ー |
| チャイルドロック | ○ | ○ |
| 塩投入自動 | ○ | ○ |
| タンク容量 | 約1.3L | 約1.3L |
| 本体外形寸法 | 約 高さ580×幅360×奥行220mm | 約 高さ580×幅360×奥行220mm |
| 本体質量(タンク空時) | 約8.6kg | 約8.6kg |
| 電源 | 交流100V(50/60Hz) | 交流100V(50/60Hz) |
| 加湿量(強) | 210mL/h | 210mL/h |
| 加湿量(中) | 120mL/h | 120mL/h |
| 加湿量(弱) | 50mL/h | 50mL/h |
| 消費電力(強) | 60W | 60W |
| 消費電力(中) | 13W | 13W |
| 消費電力(弱) | 6W | 6W |
| 電気代のめやす(強) | 約1.9円/h | 約1.9円/h |
| 電気代のめやす(中) | 約0.4円/h | 約0.4円/h |
| 電気代のめやす(弱) | 約0.2円/h | 約0.2円/h |
| 待機電力(待機時) | 約0.6W | 約0.6W |
| 待機電力(クリーニング運転時) | 約6.0W | 約6.0W |
| 運転音(強) | 約50dB | 約50dB |
| 運転音(中) | 約33dB | 約33dB |
| 運転音(弱) | 約15dB | 約15dB |
| 風量(強) | 約5.3㎥/min | 約5.3㎥/min |
| 風量(中) | 約2.5㎥/min | 約2.5㎥/min |
| 風量(弱) | 約1.0㎥/min | 約1.0㎥/min |
| 連続運転時間(強) | 約6.1時間 | 約6.1時間 |
| 連続運転時間(中) | 約10.5時間 | 約10.5時間 |
| 連続運転時間(弱・静音) | 約23.5時間 | 約23.5時間 |
| 電源コードの長さ | 約1.8m | 約1.8m |
| キャスター | ー | ー |
| 付属品 | 塩タブレット、除菌フィルター、集じんフィルター、電極ユニット、防カビユニット | 塩タブレット、除菌フィルター、集じんフィルター、電極ユニット、防カビユニット |
じゃあ「ニオイモード」って何が嬉しい?
F-MV5020Cのニオイモードは、公式説明ではニオイセンサーの感度を上げて、不意に発生するニオイを急速に脱臭する狙い。
ここが刺さるのは、たとえばこんな家庭です。
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トイレ後、ケージ周り、フード臭など「急に立つニオイ」がある
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来客前に“短時間で空気を整えたい”ことが多い
-
ニオイ対策を「常時運転」より「波に合わせて強化」したい

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2章:F-MV5020Cの特長|“ペット配慮”は何が違う?
F-MV5020Cは、ざっくり言うと「性能を上げた」というより、ペットがいる暮らしでストレスになりやすいポイントを“潰しにきた”モデルです。
同じ22畳クラスでも、体感の差が出やすいのはここ。
特長1:ニオイモードで「急に出るニオイ」に強くなる
ペットのトイレ、フード、体臭、来客前の室内臭など。
ニオイって、ずっと一定じゃなくて“波”があることが多いですよね。
F-MV5020Cのニオイモードは、そういう突発的なニオイを素早く処理する方向に寄せた機能。
「常に強運転で回す」よりも、必要なときにグッと効かせたい家庭に向きます。
特長2:風量(運転音)の変化が“急じゃない”設計
意外と見落としがちですが、ペットが嫌がるのって「音の大きさ」そのものより、
音が急に変わることだったりします。
F-MV5020Cは、運転切り替え時の風量変化がなだらかになる設計が売り。
これ、スペック表に出にくいのに、毎日使うほど効いてくるポイントです。
「寝てるのに突然うなりが強くなって起きる」みたいなストレスを減らしやすいのが魅力。

特長3:貼り替えプレフィルター同梱で“入口側”の掃除がラク
抜け毛が多い家だと、どうしても吸い込み口側にホコリや毛がたまりやすいです。
貼り替えプレフィルターがあると、汚れたらはがして捨てるだけで、日常のメンテが軽くなります。
本体内部をガッツリ掃除する頻度を下げられる可能性があるので、
「家電は性能より“続けられる手入れ”が大事」派には刺さりやすいです。

特長4:天面アタッチメント(別売)で“毛や猫砂”対策もしやすい
これは5000Cでも対応しますが、ペットがいると「上から落ちてくる毛や猫砂」が気になることがあります。
必要なら、天面アタッチメントの導入も視野に入る、という整理でOKです。
ここまで読むと、
「じゃあF-MV5020C一択じゃないの?」
と思うかもしれません。
ただし、ここが落とし穴で、“上乗せが必要ない家庭”も普通に多いんです。

3章:F-MV5000Cで十分な人/F-MV5020Cを選ぶべき人(タイプ別の結論)
ここが一番大事です。
F-MV5000CとF-MV5020Cは、土台の性能が近いからこそ「どっちでもいい」になりがち。
でも実際は、あなたの家の“ニオイの出方”と“生活ストレスの正体”で、最適解が分かれます。
F-MV5000Cで十分な人(標準モデル向き)
次のうち、当てはまるものが多いなら F-MV5000C が賢い選択です。
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ペットはいない(または、ニオイがそこまで気にならない)
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ニオイは「常にうっすら」くらいで、突発的な強烈さは少ない
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手入れは多少やってもいいので、まずはコスパ重視で導入したい
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“上乗せ機能”より、基本の脱臭・清潔感を最優先したい
要するに、ジアイーノの基本価値(脱臭・清潔感の底上げ)を、最短距離で取りに行く人は5000Cで満足しやすいです。
F-MV5020Cを選ぶべき人(ペット配慮モデル向き)
逆に、ここに当てはまるなら F-MV5020C の「上乗せ」が効いてきます。
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犬猫がいる(特にトイレ・ケージ周りのニオイが気になる)
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ニオイが“波”で来る(急に強くなるタイミングがある)
-
来客前に「短時間で整えたい」ことが多い
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風量や運転音の“急な変化”がストレスになりやすい(ペットが敏感/家族が眠りを邪魔されたくない)
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抜け毛の季節など、入口側の汚れ対策をラクにしたい
ひと言で言うと、「効き方」だけじゃなく“暮らしの当たり前”を快適にしたい家庭が5020C向きです。
迷ったらこの1問で決めてOK
Q:あなたの家の悩みは「常にうっすら臭う」?それとも「急に臭う」?
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常にうっすら → F-MV5000C
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急に臭う(トイレ後・来客前・食事後など)→ F-MV5020C
この分け方がいちばん失敗しにくいです。
価格差の考え方(後悔しない基準)
ざっくりですが、5020Cは5000Cより「上位扱い」になりやすく、差額はだいたい1万円前後になることが多いです。
この差をどう見るかは簡単で、
-
“ペット配慮の上乗せ”が生活に直結するなら → 5020Cの満足度が上がる
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直結しないなら → 5000Cで十分。差額は別の家電や消耗品に回した方が満足しやすい
「なんとなく上位」だと、ここで後悔が生まれやすいです。
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4章:買う前に知っておきたい共通の注意点|置き方・水・お手入れで差が出る
F-MV5000C/F-MV5020Cは、基本スペック(〜22畳・加湿量・電気代目安など)が同クラスなので、「買ったあとに効きが落ちる原因」もほぼ共通です。
ここだけ押さえると、満足度が一気に安定します。
注意点1:置き場所は“風の通り道”を最優先
ジアイーノは吸い込んで吹き出すことで空気を循環させるので、塞ぐと体感が落ちます。
目安として、
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上部:150cm以上あける
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左右:30cm以上あける
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背面:壁から1cm程度離す
この配置が推奨されています。
空気清浄機などと併用する場合も、吹き出し風がぶつからないようにしつつ、30cm以上あけて設置が目安です。
注意点2:入れる水は「水道水」一択
必ず水道水を使うことが案内されています。
浄水器の水/温水器の水/アルカリイオン水/ミネラルウォーター/井戸水などは避ける、という注意があります。
注意点3:お手入れ頻度は“月1”が基本(サボると性能が落ちやすい)
取扱説明書の流れだと、運用イメージはこんな感じです。
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トレーの排水&すすぎ:おおむね約1か月に1回
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塩タブレット補充:目安 約8か月に1回
さらに、喫煙環境など空気の汚れが多い場所では、トレーの水が汚れやすく性能低下につながるため、排水頻度を増やす(例:1週間に1回)のがおすすめです。

注意点4:掃除の洗剤選びを間違えると危険
取扱説明書には、酸性洗剤やクエン酸は使わない(有害な塩素ガス発生のおそれ)という注意が明記されています。
また、お手入れ時は電源プラグを抜く注意もあります。
注意点5:喫煙環境での使い方は“換気が前提”
F-MV5000C/F-MV5020Cは喫煙環境対応機種として挙げられていますが、同時に
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喫煙環境では除菌・脱臭効果が低下し得る
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換気不十分な喫煙環境では使わない(ヤニ汚れ飛散の原因)
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一酸化炭素などタバコ有害物質は除去できない
といった注意も書かれています。
損しない買い方のコツ(ここだけ押さえればOK)
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ペット臭・突発ニオイがあるなら5020C(ニオイモードで“反応速度”を買う)
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それ以外は、基本性能が同クラスな分、5000Cのほうがコスパに寄りやすい(〜22畳・8畳約13分は同等)
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付属・消耗品まで含めて考えるなら、貼り替えプレフィルター(別売品としても流通)の追加購入のしやすさもチェックしておくと安心です。
5章:結局どっちが買い?最終結論(あなたの家はこの選び方でOK)
ここまでの話を、迷いが消える形でまとめます。
F-MV5000CとF-MV5020Cは「基本の土台」が近いからこそ、最後は暮らしの条件で決めるのが正解です。
まず結論:選び方はこの3パターンでOK
① ペットがいる/トイレ臭・フード臭など“急なニオイ”が出る
→ F-MV5020Cがおすすめ
「ニオイが急に立つ」「来客前に一気に整えたい」みたいな家庭は、5020Cの“上乗せ”がムダになりにくいです。
毎日使うほど「選んでよかった」に寄りやすいのはこっち。
② ペットはいない/生活臭はあるけど“突発”は少ない/コスパ重視
→ F-MV5000Cで十分
ジアイーノの価値は、結局のところ「空気のニオイの底上げ」。
その基本を取りに行くなら、5000Cのほうが素直に満足しやすいです。
③ 迷う(どっちでも良さそう)
→ “ニオイの波”だけで決めてOK
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ニオイが 急に来る(トイレ後・ケージ周り・食事後など)→ F-MV5020C
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ニオイが 常にうっすら(リビングの生活臭くらい)→ F-MV5000C
この判断が一番失敗しにくいです。
購入前チェックリスト(後悔防止)
買う前に、これだけ確認しておくと安心です。
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置き場所は確保できる?(上・左右のスペース、風の通り道)
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運用できる?(月1目安の水回りの手入れ、タブレット補充)
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ニオイのタイプは?(急に臭う or うっすら続く)
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ペットは音に敏感?(運転音の変化がストレスになりそうか)
まとめ
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F-MV5000C:基本性能でコスパ重視。ペットなし・突発臭が少ない家向き。
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F-MV5020C:ペット配慮の上乗せ。突発臭がある・快適性まで取りに行きたい家向き。
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迷ったら「ニオイが急に来るかどうか」で決めればOK。
最後に
もう選び方はシンプルです。
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ペット臭・トイレ臭など“急に来るニオイ”があるなら → F-MV5020C
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生活臭を底上げしたい/コスパ重視なら → F-MV5000C
あとは、あなたの家の“ストレスの正体”に合う方を選ぶだけ。
どちらを選んでも22畳クラスのジアイーノとしての土台は同じなので、迷い続ける時間のほうがもったいないです。
買うタイミングで損しないコツ
家電は、性能差よりも 「その日の価格・ポイント・保証」で満足度が変わります。
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本体価格+ポイント還元で実質を比較する
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できれば 延長保証(5年など)の条件も見ておく
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ペット家庭は、必要に応じて 貼り替えプレフィルターなど消耗品も合わせてチェック
「どっちにするか」さえ決まれば、あとは条件が良いところで買うのが正解です。
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