パナソニックからUSB入出力付きの急速充電器BQ-CC91が2020年12月に発売されました。
Panasonicは2019年7月にBQ-CC87Lという急速充電器を発売していますが、新発売のBQ-CC91と何が違うのか気になりますよね。
そこで今回は
・USB入出力付き急速充電器BQ-CC91とBQ-CC87Lの違い
・BQ-CC91/BQ-CC87L共通の性能
をご紹介します。
▼BQ-CC91
▼BQ-CC87L
BQ-CC91とBQ-CC87Lの違い
仕様の比較はこちらです
型番 | BQ-CC91 | BQ-CC87L |
---|---|---|
単3充電時間 | 【単3形エネループスタンダードモデル】 1~2本:約3時間30分 3~4本:約7時間 | 【単3形エネループスタンダードモデル】 1~2本:約2時間15分※3 3~4本:約4時間30分※3 |
単4 | 【単4形エネループスタンダードモデル】 1~2本:約3時間 3~4本:約6時間 | 【単4形エネループスタンダードモデル】 1~2本:約2時間 3~4本:約4時間 |
スマートフォン充電回数 | 約0.5回 | 約0.5回 |
LEDライト | 〈内蔵式〉 明るさ: 約8lm 連続使用: 約33時間※5 (エネループスタンダードモデル使用時) | 〈アタッチメント式〉 明るさ: 約35lm 連続使用: 約11時間※5 (エネループスタンダードモデル使用時) |
違い①:充電時間
BQ-CC87Lは単3形のエネループを2本充電するのに約2時間半でしたが、新発売のBQ-CC91は約3時間半と充電にかかる時間は延びています。
充電方法としてはコンセント、パソコン、USBコンセントがあります。
パソコンから充電する場合は、専用のUSBコードが付いてますが、家のコンセントから充電する場合は別途ACアダプターが必要になります。
違い②:LEDライト
BQ-CC87Lは付属のLEDライトアタッチメントを取り付けてLEDライトとして使えます。
新発売のBQ-CC91はLEDライトが内蔵されているため、ボタンでLEDライトに切り替えることができます。
時間も大きく違い、BQ-CC87Lは満タンに充電したエネループ4本で約11時間点灯に対して、新発売のBQ-CC91は約33時間と3倍も違います。
違い③:LEDライトの明るさ
BQ-CC87Lは明るさが約35lmに対してBQ-CC91は約8lmです。
LEDになってから、lm(ルーメン)という単位が出てきましたが、非常に分かりにくいですよね。
数字が大きいほど明るいのは間違いないのですが、明るく遠くまで照らすことが可能な数値でもあるので、大きくなるほど手元は見づらくなるという部分があります。
もし防災用としてメインで考えている場合は、BQ-CC91のLEDライトはおすすめしません。
防災用として考えている場合は、目安として最低でも点灯が10時間以上、明るさは10lm以上で考えて下さい。
補助として使うのはOKですが、メインの防災ライトとしては明るさが弱いです。
・早く充電したい、LEDライトは点灯が短くても明るい方が良いという人は「BQ-CC87L」
・充電は遅くても良い、LEDライトは多少暗くても長時間使用できた方が良いという人は「BQ-CC91」
がおすすめです。
BQ-CC91/BQ-CC87L共通の性能
新発売のBQ-CC91とBQ-CC87Lの共通の性能をご紹介します。
センシング充電機能
センサーによって電池の状態を1本1本判別して充電する機能です。
例えば充電ができなくなったエネループを知らせてくれたり、乾電池が入っていた場合は充電を停止したりします。
それぞれの機能を紹介します。
予備充電機能
過放電によってダメージを受けた電池をLEDで知らせてくれます。
過放電とは電池がなくなったにもかかわらず、そのまま放置をしていて、ある一定の電圧を下回ってしまった状態のことです。
これによって二度と充電ができなくなる可能性があります。
使わなくなったら電池を抜いておくことをおすすめします。
「そのような状態の電池がありますよ~」「だからゆっくりと電池の状態を戻しながら充電をしますね~」というのがこの機能になります。
残量チェック機能
充電池の残量や、充電の状況をLEDの色で知らせてくれます。
色は「赤色」「黄色」「緑色」の3色で、1本ごとの充電状況が分かるようになっています。
買い替え目安診断機能
充電池の買い替えをLEDで知らせてくれます。
黄色に点滅したら「買い替え」のサイン。
赤色に点滅したら「もう寿命」のサインです。
「充電したのに充電になってない!」ということもなくなります。
乾電池充電防止機能
急速充電器は充電池だけでなく、単3の乾電池も併用できます。
スマートフォンに充電する時など、充電池が足りない時は、家にある単3の乾電池で代用が可能です。
もし充電器に入れっぱなしで充電したら発火の恐れがあるため、「乾電池が入ってますよ~」と知らせて、充電を停止してくれます。
モバイルバッテリー機能
充電器からスマートフォンへ充電ができます。
満タンに充電したエネループ4本で約半分の充電が可能です。
スマホの充電は災害時には非常に助かりますね。
また、乾電池で併用が可能なので、家にある単3電池を集めて使用することが可能です。
もし充電池が全部充電できていない場合は、乾電池だけの使用も可能です。
▼BQ-CC91
▼BQ-CC87L
まとめ
今回の急速充電器はLEDライトもついており、防災時にも使える点がおすすめです。
また、乾電池だけでも使えるので、万が一の時は家中の単3電池をかき集めて使用できる点もすすめポイントです。
家電は意外と単3電池を使っている物が多いですからね。
100均で乾電池が買えるので、充電池を買うのがもったいないといった意見もありますが、充電するのにかかる電気代は1円~2円程度です。
買いに行く手間や、その都度の購入金額を考えると充電池の方が安くあがりますよ。
一家に1台はあっても良い商品だと思います(^^)
▼BQ-CC91
▼BQ-CC87L
▼エネループ