20畳クラスのエアコン選びって、いちばん悩みます。
本体価格も工事費も大きいぶん、「せっかく買うなら最新が安心?」と思う一方で、型落ちのCS-X635D2が値下がりしているのを見ると、「正直、性能が近いならそっちで十分じゃない?」とも感じるはずです。
しかもこの2台、どちらもパナソニックのハイグレード エオリアXシリーズ。
“清潔・快適・省エネ”を全部盛りした上位機だけに、スペック表を眺めても違いが見えにくく、迷いが長引きがちです。
そこで今回は、CS-X636D2(2026年モデル)とCS-X635D2(2025年モデル)を「カタログの差」ではなく、あなたの生活で効く体感の差に絞って整理します。
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2026年モデルで“変わった点”はどこか
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逆に“変わらない点”は何か(=型落ちが買いになる条件)
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最後に、迷わないための結論:「価格差が小さいなら最新/価格差が大きいなら型落ち」の判断軸
読み終わる頃には、あなたが選ぶべきはどっちかがスパッと決まります。
まずは結論からいきましょう。
- 結論|おすすめはどっち?
- CS-X636D2(2026年モデル)がおすすめな人
- CS-X635D2(2025年モデル)がおすすめな人
- 迷ったらこれ|“価格差”で決めるのがいちばん失敗しない
- まずはここだけ|CS-X636D2/CS-X635D2 違い早見表(同じ・違うが一発で分かる)
- CS-X636D2(2026年モデル)で変わった点|「生活で効く」アップデートはここ
- 変わらない点|ここが「型落ちでも十分“買い”」と言える理由
- どっちを買うべき?失敗しない選び方(価格差・使い方・設置条件で決める)
- 購入前にチェックしたい3つ|ここで詰むと「高い買い物」がさらに高くなる
- 最安で買うコツ|「安く買う」より“総額で損しない”が正解
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
結論|おすすめはどっち?
まず大前提として、CS-X636D2(2026)とCS-X635D2(2025)は「冷暖房能力・消費電力量の目安」など主要スペックがほぼ同等です。
つまり今回の比較は、ざっくり言うと
「体感差が小さい中で、最新の上乗せ価値にお金を払うか」の判断になります。
CS-X636D2(2026年モデル)がおすすめな人
“少しの上乗せで、いちばん新しい安心を買いたい人”です。
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どうせ10年近く使うから、最新世代を選んで後悔を減らしたい
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アプリ連携やセキュリティ面など、目に見えにくい“安心”も重視したい(JC-STAR取得など)
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2026年モデルで示されている、お手入れ負担を減らす方向のアップデート(お掃除系の改良など)に魅力を感じる
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価格差が小さいなら「新しい方」で気持ちよく決めたい
CS-X635D2(2025年モデル)がおすすめな人
“性能が近いなら、支払いは賢く抑えたい人”です。
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快適性・省エネ・清潔の“土台”が同等なら、型落ちで十分と思える
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浮いた予算を、工事のグレード(化粧カバー/配管/延長保証)に回したい
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「欲しいのは最新機能より、同じクラスを安く」というタイプ
迷ったらこれ|“価格差”で決めるのがいちばん失敗しない
結論はシンプルです。
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価格差が小さい(目安:2万円前後まで)なら CS-X636D2
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価格差が大きい(目安:3万円以上)なら CS-X635D2
実際、現時点の最安目安だと
CS-X636D2:約338,800円〜、CS-X635D2:約305,800円〜で、差は約3.3万円。
この差なら、コスパ重視の人はCS-X635D2が本命になりやすいです(※価格は日々変動します)。
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まずはここだけ|CS-X636D2/CS-X635D2 違い早見表(同じ・違うが一発で分かる)
| 比較項目 | CS-X636D2(2026年) | CS-X635D2(2025年) |
|---|---|---|
| 対応畳数(目安) | おもに20畳 | おもに20畳 |
| 電源 | 単相200V | 単相200V |
| 冷房能力(kW) | 6.3(0.3~6.8) | 6.3(0.3~6.8) |
| 暖房能力(kW) | 7.1(0.4~11.5) | 7.1(0.4~11.5) |
| 期間消費電力量(kWh) | 1922 | 1922 |
| APF | 6.2 | 6.2 |
| 室内機サイズ(mm) | 295×799×385 | 295×799×385 |
| 室内機重量 | 15kg | 15kg |
| 室外機サイズ(mm) | 699×849×319 | 699×849×319 |
| 室外機重量 | 45kg | 48kg |
| ナノイー | ナノイーX 48兆 | ナノイーX 48兆 |
| フィルター自動掃除 | フィルターお掃除ロボ(自動排出/BOX切替) | フィルターお掃除ロボ(自動排出/BOX切替) |
| におい関連(表記) | ナノイー防臭:あり | ナノイー防臭:記載なし |
| 室温みはり(表記) | 室温みはり | 新室温みはり |
| スマホ操作 | エオリアアプリ/無線LAN内蔵 | エオリアアプリ/無線LAN内蔵 |
| JC-STAR | ★1:あり | 記載なし |
※数値・搭載機能はパナソニック公式の仕様表ベースです。
ここだけ押さえればOK
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冷暖房の基本性能・省エネ指標(APF/消費電力量)は同等なので、体感の差は“ごく小さめ”です。
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明確に見える差は、主に ①室外機の重量(-3kg) ②「ナノイー防臭」の表記有無 ③JC-STAR★1の有無。
CS-X636D2(2026年モデル)で変わった点|「生活で効く」アップデートはここ
結論パートでも触れた通り、冷暖房能力・期間消費電力量・APFなど“基本性能”は同等です。
なので2026年モデルの価値は、快適の土台ではなく、清潔・安心・扱いやすさの上乗せにあります。
変わった点①:ニオイ対策が「脱臭」だけでなく“防臭”まで踏み込んだ
CS-X636D2の仕様表には、清潔機能として「ナノイー防臭」の記載があります。
さらにパナソニックの2026年Xシリーズ発表でも、ナノイーXの“脱臭”に加えて、お部屋に漂うニオイの“防臭”効果を確認したことがポイントとして明記されています。
体感しやすいのはこんな人です。
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帰宅直後のこもったニオイが気になる
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ペット・料理・部屋干しなど、生活臭が出やすい
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「消す」だけじゃなく、出にくくしたい(予防寄りがうれしい)
変わった点②:IoTセキュリティ(JC-STAR★1)に“対応が明確化”
2026年モデルのXシリーズは、IoTセキュリティラベリング制度(JC-STAR)の適合ラベル★1を取得したと案内されています。
また、JC-STARの申請対象機種一覧にも CS-X636D2-W が記載されています。
スマホ操作(無線LAN内蔵/エオリアアプリ連携)を前提にするなら、こういう“安心の根拠”は地味に効きます。
変わった点③:室外機が軽くなった(48kg → 45kg)
スペック上、室外機の質量は
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CS-X635D2:48kg
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CS-X636D2:45kg
たった3kgでも、搬入や設置状況によっては“地味にありがたい差”になり得ます(ベランダ設置・狭所搬入など)。
変わらない点|ここが「型落ちでも十分“買い”」と言える理由
CS-X636D2(2026)とCS-X635D2(2025)は、上位Xシリーズ同士だけあって“生活の満足度を決める土台”がほぼ同じです。
だからこそ、型落ちが強い。ここを押さえると迷いが一気に減ります。
① 冷暖房のパワーは同等(=体感の差が出にくい)
両機とも 冷房6.3kW/暖房7.1kW、対応畳数も おもに20畳で同クラス。
さらに、外気温2℃時の暖房能力も 9.0kWで同じです。
つまり、「冷え方・暖まり方が劇的に変わる」というより、上位機らしい快適さはどちらでも手に入ると考えてOKです。
② 省エネ指標も同等(=電気代の差で逆転しにくい)
JIS C9612:2013の期間消費電力量(1922kWh)とAPF(6.2)は、両機で同値です。
なので「最新のほうが電気代で元が取れるか?」という期待は、基本的には持ちすぎない方が安全です。
③ 室内機・室外機サイズが同じ(=設置の“詰み”が起きにくい)
室内機 295×799×385mm、室外機 699×849×319mmは両機同寸。
買い替えでよくある「サイズが変わって置けない/化粧カバーが合わない」系の不安が出にくいのは、実はかなり大きいメリットです。
④ 清潔・快適の“主役機能”はどちらも同じだけ入っている
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ナノイーX(48兆)
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フィルターお掃除ロボ(自動排出/BOX切替)
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内部クリーン/カビみはり/においケア/集中おそうじ
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エネチャージ、天井シャワー気流、快湿制御、しっとり冷房、快適除湿、衣類乾燥
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ひとものセンサー・日射センサー・おへや学習機能、エオリアアプリ(無線LAN内蔵)
この「生活の満足度に直結するところ」が同じだから、価格差が開くほどCS-X635D2のコスパが目立つわけです。
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どっちを買うべき?失敗しない選び方(価格差・使い方・設置条件で決める)
ここまで読んで「性能が近いのは分かった。で、私はどっち?」となっているはずです。
結論は、次の3つで決めるのが一番ラクで失敗しません。
① まずは価格差で決める(最短ルート)
迷ったらこれが最強です。
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価格差が小さい → CS-X636D2(2026)
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価格差が大きい → CS-X635D2(2025)
体感差が小さめな2台なので、価格差が開くほど「型落ちで十分」が強くなるのは自然な流れです。
逆に、差が縮まっているなら「どうせ買うなら最新」で気持ちよく決めた方が後悔しにくいです。
② 使い方で決める(“あなたの悩み”に効く方を選ぶ)
CS-X636D2(2026)が向く使い方
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ニオイを“消す”だけじゃなく、そもそも出にくくしたい
(ペット・料理・部屋干し・来客が多い家庭) -
スマホ連携をよく使うので、見えない安心(セキュリティ面)も重視したい
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「買った後に“新しい方にしておけば…”と思いたくない」タイプ
CS-X635D2(2025)が向く使い方
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欲しいのは、上位機らしい 清潔・快適・省エネの“土台”
→ そこが同等なら、安い方で満足できるタイプ -
浮いた予算を 工事の質(化粧カバー・配管・延長保証) に回したい
※エアコンはここをケチると満足度が落ちやすいです
③ 設置条件で決める(ここで失敗すると痛い)
20畳クラスは「買ってから詰む」が起きやすいので、ここだけチェックしてください。
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単相200V:今のコンセント形状/ブレーカー容量はOK?(100V→200V変更が必要な場合あり)
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室外機の置き場:
ベランダ設置・狭い通路・搬入が厳しい家は、見積もり時点で要確認(搬入経路・架台・吊り下げ等) -
配管まわり:
既存の配管穴・化粧カバー再利用・隠蔽配管は追加費用が出やすいので、事前に写真を撮って相談すると早いです
購入前にチェックしたい3つ|ここで詰むと「高い買い物」がさらに高くなる
本体の比較が終わっても、エアコンはここで失敗すると満足度が一気に落ちます。
逆に言うと、この3つだけ押さえれば“買ってからの後悔”はかなり減らせます。
① 工事費込みの総額(本体価格より大事)
20畳クラスはパワーがある分、設置条件で追加費用が出やすいです。
よくある追加の例
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配管延長/穴あけ/化粧カバー
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室外機の特殊設置(壁掛け・屋根置き・二段置き・公団吊り)
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電圧切替(100V→200V)やコンセント交換
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古い配管の交換(再利用不可のケース)
見るべきポイントはシンプルで、「本体+標準工事」だけじゃなく、あなたの家での“総額”です。
最安に見えても、工事で逆転するのがエアコンあるあるです。
② 延長保証(心の保険。上位機ほど効く)
Xシリーズは多機能な分、もしものときのダメージが大きいので、延長保証は相性がいいです。
考え方はこれだけ
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長く使うつもり → 付けておくと安心
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短期で買い替える派 → 付けない判断もアリ
迷ったら、「壊れたときの面倒を買いたくない人」は付ける、でOKです。
③ 型落ち在庫の注意点(ここだけ落とし穴)
CS-X635D2を狙うなら、最後にこれだけ意識してください。
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在庫が切れたら終わり(色や条件が選べないことがある)
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店や時期によって、保証条件・設置日・工事枠がブレる
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価格が魅力でも、納期が合わないと意味がない
型落ちは「安い」だけじゃなく、“買えるうちに買う”ゲームになりやすいです。
条件が揃っているなら、早めに押さえる価値があります。
最安で買うコツ|「安く買う」より“総額で損しない”が正解
エアコンは、本体価格だけ追うと逆に損しやすいです。
ここでは、やりすぎない範囲で「賢く安く買う」コツだけまとめます。
コツ①:「本体最安」ではなく“工事込み総額”で比較する
同じ機種でも、ショップによって
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標準工事に含まれる範囲
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追加費用の出やすさ
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工事品質(当たり外れ)
が違います。
本体が安くても、追加費用が高いと意味がありません。
比較は必ず 「本体+標準工事+追加見込み」の総額で。
コツ②:価格が動くのは“型落ち”の方(在庫と連動)
CS-X635D2(型落ち)は、とくに
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セール
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決算
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在庫の増減
で価格がブレやすいです。
狙い目はシンプルで、「在庫があるのに値下がっている瞬間」。
逆に「安いけど納期が合わない」「欲しい条件が消えた」はよくあるので、条件が揃っているなら早めが吉です。
コツ③:浮いたお金は“工事と保証”に回すと満足度が上がる
型落ちを選ぶ最大のメリットは、ただ安いことではなく
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配管や化粧カバーをきれいにする
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電圧切替を含めて納得して工事する
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延長保証で安心を買う
に回せること。
これをやると、同じエアコンでも“満足度がワンランク上がる”ので、結果的に後悔が減ります。
コツ④:迷ったら「価格差」で最終決定(背中を押すルール)
最後にもう一回だけ、迷いを断ち切るルールです。
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価格差が小さいなら CS-X636D2(最新の安心を選ぶ)
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価格差が大きいなら CS-X635D2(コスパで勝つ)
この2台は土台が強いので、ここで決めてOKです。
▼CS-X636D2はこちら
▼CS-X635D2はこちら
よくある質問(FAQ)
Q1. 型落ちのCS-X635D2でもサポートは大丈夫?
基本的に心配しすぎなくてOKです。
ただし、販売店の在庫品(旧モデル)は「在庫限り」になりやすいので、保証(メーカー保証+延長保証)と設置日だけは購入前に必ず確認しておくと安心です。
Q2. 電気代はCS-X636D2のほうが安い?
この2台は、カタログ上の省エネ指標(APF/期間消費電力量)が同等なので、電気代だけで大きく逆転する前提では考えないのが安全です。
だからこそ、判断は「価格差」「安心の上乗せ」「ニオイ対策などの価値」で決めるのが正解です。
Q3. “20畳用”って本当に20畳のリビングに効く?
効きます。ただし快適さは部屋条件で変わります。
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リビング階段・吹き抜け・西日が強い
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断熱が弱い(古い窓・単板ガラス)
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人が多い、キッチン一体
こういう環境だと負荷が上がるので、設定温度や風向・サーキュレーター併用で体感が大きく変わります。
Q4. 工事で追加費用が出やすいのはどんなとき?
よくあるのはこのあたりです。
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配管延長/穴あけ/化粧カバー追加
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室外機の特殊置き(壁掛け・屋根置き・公団吊りなど)
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100V→200Vの切替(コンセント形状・ブレーカー)
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既存配管が再利用できない
本体価格より、「工事込み総額」で比較すると失敗しにくいです。
Q5. フィルター自動掃除があれば、完全に掃除いらない?
“ほぼ楽になる”けど、ゼロにはなりません。
フィルターの手間は減りますが、年1回くらいは吸い込み口まわりのホコリ確認など、軽いメンテはしたほうが気持ちよく使えます。
Q6. ニオイやカビが心配。どっちを選べばいい?
清潔系の土台はどちらも強いです。
そのうえで、「防臭」など“ニオイ対策の上乗せ”に価値を感じる人はCS-X636D2を選ぶ理由になります。
Q7. アプリ操作は難しい?Wi-Fi設定が不安
最初の設定さえできれば、日常は「外出先からON/OFF」「帰宅前につける」「運転状況を見る」くらいの使い方が多いです。
不安なら、購入店がサポートしてくれるか(初期設定サポートの有無)を見ておくと安心です。
まとめ
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CS-X636D2(2026)がおすすめ
→ 少しの上乗せで「最新の安心」や“ニオイ対策の上乗せ”まで取りにいきたい人 -
CS-X635D2(2025)がおすすめ
→ 主要スペックが近いなら、支払いを抑えてコスパで勝ちたい人(浮いた予算を工事や保証に回せる)
迷ったら、結局これが一番ラクです。
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価格差が小さいなら CS-X636D2
-
価格差が大きいなら CS-X635D2
あとは「工事込み総額」と「保証条件」まで見て、条件が良いところでサクッと決めてOKです。
▼CS-X636D2はこちら
▼CS-X635D2はこちら
