「TW-127XM4LとTW-127XM3L、どうせなら新しいほう? でも型落ちが安いならそっちで十分?」ドラム式を検討していて、まさにこんな迷い方をしていませんか。
どちらも東芝ZABOONシリーズの12kgクラスで、洗浄力や乾燥性能はほぼ同等。
スペック表だけ見ていると「違いがよく分からない…」となりがちですが、実は使い勝手や安心感につながる“地味だけど効く進化”がいくつかあります。
今回は、TW-127XM4L(2024年モデル)とTW-127XM3L(2023年モデル)の違いを、
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洗浄力・乾燥性能
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使い勝手・お手入れのしやすさ
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電気代・価格のバランス
といったポイントから徹底比較します。
読み終わるころには、「自分の暮らし方なら、迷わずこっちを選べばいい」
とスッキリ決められるように、わかりやすく解説していきます。
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第1章 TW-127XM4LとTW-127XM3Lの違いをざっくり比較
まずは2機種の違いを、大きなポイントから整理しておきます。
結論から言うと――
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容量(12kg洗濯/7kg乾燥)
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本体サイズ
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洗浄力・乾燥方式(ヒートポンプ)
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運転音、標準コースの時間
このあたりの“ドラム式としての基本性能はほぼ同じ”です。
一方で、実際の使い勝手やランニングコストに関係する、次のようなポイントが違います。
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XM4L:槽洗浄めやすサインが新搭載
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XM4L:乾燥節電モード時の消費電力量がわずかに改善
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XM4L:発売年が新しいぶん、価格は高めになりやすい
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XM3L:型落ちなので、タイミング次第で値下がりしやすい
「洗濯物の量」「仕上がり」「静音性」などはどちらを選んでも大差ありません。
そのため、実際の選び方としては、
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“とにかく失敗したくない・長く安心して使いたい”なら → TW-127XM4L(新モデル)
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“性能がほぼ同じなら、なるべく安く買いたい”なら → TW-127XM3L(型落ち)
という棲み分けになってきます。
第2章 進化ポイント① 槽洗浄めやすサインで“放置カビ”を防ぎやすい(XM4Lのみ)
TW-127XM4LとTW-127XM3Lのいちばん分かりやすい違いが、この「槽洗浄めやすサイン」の有無です。
XM4Lには、洗濯槽に汚れやカビがたまりやすいタイミングになると、パネルに“そろそろ槽洗浄をしましょう”と目安を表示してくれる機能が搭載されています。
一方、XM3Lにはこのサインはありません。自分で「そういえば最近、槽洗浄してないな…」と気づかない限り、そのまま使い続けてしまいがちです。

洗濯槽のカビ・ニオイ対策に効くポイント
ドラム式は構造上どうしても
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湿気がこもりやすい
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洗剤カスが残りやすい
という弱点があり、放っておくと黒カビ・生乾き臭の原因になりやすい家電です。
でも実際のところ、
「取扱説明書には月1回の槽洗浄って書いてあるけど、そんなにマメにやってない…」
という人がほとんどです。
XM4Lの「槽洗浄めやすサイン」は、まさにこの“人間のズボラさ”を前提にした機能。
サインが出たタイミングで専用クリーナーや槽洗浄コースを動かしておけば、
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黒カビの発生を抑えやすい
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衣類へのニオイ移りを防ぎやすい
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結果的に、洗濯機自体を長く清潔に使いやすい
というメリットにつながります。
こんな人にはXM4Lのほうが向いている
槽洗浄めやすサインが“刺さる”のは、こんな家庭です。
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小さい子どもがいて、服やタオルをできるだけ清潔に保ちたい
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共働きで忙しく、こまめなお手入れまで気が回らない
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生乾き臭やカビ臭に一度でも悩まされたことがある
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「お手入れのことは機械にリマインドしてほしい」と思うタイプ
逆に、
「自分でカレンダー管理して月1で槽洗浄できる」
「お手入れには手間を惜しまない」
という人なら、XM3Lでも大きな不満は出ないはずです。
見た目やスペック表では伝わりにくい差ですが、
実際の“暮らしやすさ”という意味では、この槽洗浄めやすサインはかなり効いてくるポイントです。
第3章 進化ポイント② 乾燥節電モードの消費電力量が少しだけ省エネに(XM4L)
2つめの違いは、「乾燥節電モード」の消費電力量です。
カタログ上の数字としては、TW-127XM4Lのほうがわずかに省エネになるよう調整されています。
「ほんの少し」の差ではありますが、毎日のように洗濯〜乾燥までフルで使う家庭ほど、ジワジワ効いてくるポイントです。
数字だけ見ると誤差レベル。でも“積み重ね”で差になる
乾燥節電モードの消費電力量は、ざっくりイメージするとこんな関係です。
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TW-127XM4L … XM3Lよりわずかに少ない
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TW-127XM3L … 旧モデルで、XM4Lよりほんの少し多い
1回あたりだと「数円変わるかどうか」という世界なので、
これだけを理由に「絶対XM4L!」というほどではありません。
ただ、
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共働きで毎日1回は洗濯〜乾燥まで回す
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花粉・天気・防犯面の理由から、基本は“部屋干しではなく乾燥機頼み”
という家庭だと、年間で見るとちょっとした差になってきます。
ランニングコストより「気持ちよく使える安心感」という意味も
省エネ性能の差は小さいとはいえ、
「せっかく今から買うなら、少しでも新しくて進化しているほうが気持ちいい」
という心理的な部分も、実はバカにできません。
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最新モデルなら、今後の長期使用でも“型落ち感”を感じにくい
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中古買取や下取りに出すときも、年式が新しいほうが有利になりやすい
といった要素も含めて考えると、
“トータルでのお得感”はXM4Lに軍配、という見方もできます。
「乾燥をどれくらい使うか」で重みが変わる
この乾燥省エネの差がどれくらい重要かは、家庭によってかなり違います。
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乾燥をヘビーユース
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共働きで夜にまとめ洗い&乾燥
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雨の日・冬場はほぼ毎回乾燥まで
→ XM4Lの“ちょい省エネ”が長い目で見ると効いてくる
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乾燥はたまに使う程度
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基本は外干し・室内干しで、梅雨や忙しいときだけ乾燥
→ 省エネ差はほぼ誤差。価格の安いXM3Lの魅力が大きい
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乾燥の仕上がりや時間そのものはほぼ同じなので、
「乾燥の使い方・頻度」によって、XM4Lの価値の感じ方が変わるイメージです。
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第4章 基本性能はほぼ同じ|洗浄力・乾燥・静音性・容量は共通
ここまで「進化ポイント」の違いを見てきましたが、実は毎日の使い心地を左右する“土台の部分”は、TW-127XM4LとTW-127XM3Lでほぼ共通です。
つまり、
「東芝ザブーンらしい“ガッツリ落として、しっかり乾かす”基本性能」は、どちらを選んでもしっかり備わっています。
洗浄力:ウルトラファインバブル洗浄Wはどちらも搭載
東芝ドラムの核となるのが、ナノレベルの泡で繊維の奥まで入り込む「ウルトラファインバブル洗浄W」。
皮脂汚れやニオイの元までしっかり落としやすく、泥汚れが多い子ども服や、汗をかいたTシャツもサッパリ仕上げやすいのが強みです。
さらに、Ag+抗菌水などの清潔機能も両モデル共通。
「どうせ買うなら、汚れ落ちは妥協したくない」という人にとっては、どちらを選んでも満足度の高い洗浄力です。

乾燥性能:ヒートポンプ式で衣類にやさしく省エネ
乾燥方式は、どちらもヒートポンプ式。
高温で一気に乾かすヒーター式と違い、比較的低い温度でじっくり乾燥させるので、
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衣類の傷み・縮みを抑えやすい
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電気代を抑えやすい
というメリットがあります。
仕事から帰ってきて「洗濯〜乾燥まで一気に回して、朝には乾いている状態にしたい」という共働き家庭にとって、このヒートポンプ乾燥は大きな武器になります。

容量・時間・静音性:忙しい家庭でも“まとめ洗い”しやすいスペック
容量は共通で、洗濯12kg・乾燥7kg。
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週末に家族の洗濯物をまとめて一気に
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シーツやタオルケットなど、大物も一緒に
といった使い方がしやすく、4人家族クラスでも余裕のあるサイズ感です。
標準コースの運転時間や運転音もほぼ同じなので、
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夜遅い時間帯に回しても、そこまで音が気になりにくい
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朝の忙しい時間帯に洗濯しても、リビングでの会話やテレビの邪魔になりにくい
といった“生活リズムとの相性”も変わりません。
「ドラム式としての満足度」はどちらも高い
ここまでをまとめると、
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洗浄力
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乾燥の仕上がり
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使える洗濯容量
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静音性
といった、「ドラム式を買ううえで絶対に外したくない基本性能」は、XM4LもXM3Lも同レベルです。
だからこそ、実際の選び方としては、
このあと見ていく 「価格差」や「お手入れのしやすさ」「安心感」 が決め手になってきます。
第5章 価格差と「どっちを選ぶべきか」の目安
ここからは、いちばん現実的なポイント「価格」と「コスパ」の話です。
TW-127XM4LとTW-127XM3Lは、基本性能がほぼ同じだからこそ、実際のところは
「いくらで買えるか」「その差額に、自分なりの価値を感じるか」
が判断基準になってきます。
発売年の違い=値下がりしやすさの違い
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TW-127XM4L … 2024年発売の新モデル
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TW-127XM3L … 2023年発売の1年型落ちモデル
この「発売年の1年差」が、価格にもそのまま反映されやすいポイントです。
家電量販店や通販サイトでは、
新モデルは値引きが控えめ、旧モデルは在庫処分でグッと下がる
という流れになりやすく、タイミングが合うとXM3Lのほうが数万円ほど安く買えるケースもあります。
ざっくりしたイメージ:どっちが“お得”に感じるか
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価格差が小さい(数千円〜1万円程度)
→ 「せっかくなら新しいほう」でXM4Lを選ぶ人が多い -
価格差が大きい(2〜3万円以上)
→ 「中身ほぼ同じなら型落ちで十分」とXM3Lが急に魅力的になる
同じ予算でも、
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できるだけ新しい年式を重視するか
-
できるだけ安く抑えて、他の家電や家具に回すか
どちらの価値観を優先するかで、答えが変わってきます。
それぞれ「おすすめの人」はこんなイメージ
▼ TW-127XM4Lが向いている人
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10年くらいはしっかり使うつもりで、年式の新しさを重視したい
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槽洗浄めやすサインで、お手入れをサボりにくくしたい
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乾燥もよく使うので、少しでも省エネなほうが安心
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「せっかく買うなら最新モデル派」で、後から型落ちを選んだことを引きずりたくない
▼ TW-127XM3Lが向いている人
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できるだけ購入予算を抑えたい
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「洗浄力・乾燥・静音性が同じなら、型落ちでも全然OK」
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槽洗浄は自分で定期的にやるつもりなので、サインは必須ではない
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セールや在庫処分で安くなっているタイミングを狙いたい
迷ったら「価格差」と「性格」で決めてOK
最終的には、次の2軸で考えると決めやすいです。
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今見ているショップでの実際の価格差はいくらか?
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自分は
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「最新・安心・お手入れラク」を重視するタイプか
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「必要十分の性能を、できるだけ安く」を重視するタイプか
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この2つを照らし合わせてみて、
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価格差が小さい+最新派 → XM4L
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価格差が大きい+コスパ派 → XM3L
と考えれば、まず大きな失敗はありません。
第6章 共通の便利機能|買う前に知っておきたいポイント
ここからは、TW-127XM4L/TW-127XM3L「どちらを選んでも共通」で手に入る、便利機能をまとめていきます。
モデル選びに迷っていても、ここを読めば「ザブーンを選ぶ価値」がイメージしやすくなります。
液体洗剤・柔軟剤の自動投入で“入れすぎ・入れ忘れ”防止
どちらのモデルも、液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能を搭載しています。
タンクにあらかじめ補充しておけば、あとはスタートボタンを押すだけで、
洗濯物の量やコースに合わせて、適量を自動で投入してくれます。
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毎回キャップで量る手間がいらない
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多すぎてベタつく/少なすぎて汚れが落ちない…という失敗を防ぎやすい
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詰め替え用の大容量パックをまとめ買いして、コストも下げやすい
「仕事から帰ってきて、頭が回っていない状態でもボタンひとつでOK」というラクさは、一度慣れると手放しにくいポイントです。
ヒートポンプ乾燥で衣類にやさしく、省エネ
乾燥方式はどちらもヒートポンプ式。
これは、エアコンのように“空気の熱をくり返し利用する”仕組みで乾かす方式です。
そのメリットは、
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ヒーター式に比べて電気代を抑えやすい
-
高温になりにくいので、衣類の縮みや傷みを抑えやすい
という点。
毎日のように乾燥まで使う共働き家庭はもちろん、
「子どもの制服や体操服を傷めたくない」「お気に入りの服もガンガン乾燥機にかけたい」
という人にも心強い仕様です。
低振動・低騒音設計で、時間を選ばず回しやすい
TW-127XM4L/XM3Lは、どちらもドラム式として静音性に配慮した設計になっています。
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夜遅く帰宅してから洗濯したい
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早朝に回して、出かけるまでに乾燥まで終わらせたい
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洗濯機がリビングに近い場所にある
といった家庭でも、音のストレスを抑えながら使いやすいのがメリット。
「アパートやマンションで上下階が気になる」という人にも、静音性の高さは安心材料になります。
設置条件もしっかりチェック|ボディ幅・防水パン・ドアの開き
どちらのモデルを選ぶにしても、購入前に必ず確認しておきたいのが設置スペースです。
主なチェックポイントは次のとおり。
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本体のボディ幅(約600mm)
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防水パンの内寸(奥行きが足りるか)
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洗濯機前の通路・扉との距離(ドアがちゃんと開くか)
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左開きドアで動線的に問題がないか
ドラム式は縦型よりも奥行き・横幅ともに大きくなりがちなので、
「ギリギリ入りそう…」ではなく、ゆとりを持って置けるかどうかを確認しておくと安心です。
「どちらを選んでも、このレベルまではちゃんと付いてくる」安心感
ここまで見てきたように、
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自動投入で毎日の手間を減らせる
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ヒートポンプ乾燥で衣類と電気代にやさしい
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静音性に配慮されていて、時間帯を選ばず使いやすい
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設置条件さえクリアできれば、生活リズムはかなりラクになる
といった“ザブーンならではの便利さ”は、XM4L・XM3Lどちらを選んでもしっかり手に入ります。
第7章 TW-127XM4LとTW-127XM3Lはどっちを選ぶ?失敗しない選び方まとめ
ここまで見てきたとおり、TW-127XM4LとTW-127XM3Lは、
「ドラム式としての基本性能」はほぼ同じレベルです。
そのうえで違ってくるのは、次の3ポイントでした。
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槽洗浄めやすサインの有無(XM4Lのみ搭載)
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乾燥節電モードの省エネ性(XM4Lがわずかに有利)
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発売年と価格(XM4L=新モデル/XM3L=型落ちで値下がりしやすい)
この3つをどう評価するかで、「どっちを選ぶべきか」が決まります。
ざっくり結論:こういう人はTW-127XM4L
▼ TW-127XM4L(新モデル)が向いている人
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槽洗浄めやすサインで、お手入れを“忘れにくい仕組み”が欲しい
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乾燥をよく使うので、少しでも省エネなモデルを選びたい
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10年前後はしっかり使うつもりで、年式の新しさを重視したい
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「せっかく買うなら最新モデル派」で、あとから後悔したくない
価格差がそこまで大きくなければ、
「長く安心して付き合える1台」を選びたい人ほどXM4Lがおすすめです。
ざっくり結論:こういう人はTW-127XM3L
▼ TW-127XM3L(型落ちモデル)が向いている人
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とにかく初期費用を抑えたい(そのぶん他の家電や家具にも予算を回したい)
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槽洗浄は自分で意識して定期的にやるつもりなので、サインは必須ではない
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乾燥は「毎日ガッツリ」というより、雨の日や忙しい日だけの“保険”として使う
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中身がほぼ同じなら、「お得に買えるほうが気分がいい」と感じるタイプ
セールや在庫処分で価格が大きく下がっているタイミングなら、
同じザブーン品質をより安く手に入れられる“賢い選択肢”になります。
「価格差」と「性格」で決めてOK
迷ったときは、次の2つだけ確認してみてください。
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今見ているショップでのXM4LとXM3Lの実際の価格差はいくらか?
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自分は
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最新・安心・お手入れのしやすさを重視するタイプか
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必要十分な性能を、できるだけ安く買いたいタイプか
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この2つを照らし合わせて、
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価格差が小さくて「最新・安心派」なら TW-127XM4L
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価格差が大きくて「コスパ・お得感重視派」なら TW-127XM3L
と考えれば、まず間違いありません。
基本性能はどちらもザブーンらしい「しっかり洗って、やさしく乾かす」頼れるドラム式。
あとは、あなたの暮らし方と予算にいちばんしっくりくるほうを選んであげれば大丈夫です。
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