一人暮らし用の冷蔵庫を探していると、東芝の「GR-Y18BP(180L)」と「GR-W17BS(170L)」で迷ってしまう人、多いと思います。
どちらも2ドアでサイズ感も近く、「新しい方が良さそうだけど、価格差ほどの違いはあるの?」「170Lと180Lって、実際どのくらい差が出るの?」と悩みどころですよね。
この2機種は、どちらも一人暮らし・二人暮らしにちょうどいい容量ですが、冷凍室の広さやデザイン、横幅(設置スペース)、そして価格帯にしっかり差があります。
自炊の頻度やキッチンの広さ、予算によって「ベストな一台」は変わってくるので、なんとなくの印象だけで選んでしまうと、あとから「もう少し冷凍室が欲しかった…」「幅がギリギリでキツい…」と後悔しかねません。
そこで今回は、
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GR-Y18BPとGR-W17BSのスペック・容量・サイズの違い
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冷凍室の使い勝手やデザインなど、実際の使い心地につながるポイント
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価格差を踏まえた、コスパ重視/機能重視それぞれのおすすめ
を分かりやすく比較します。
読み終わる頃には、「自分の生活スタイルなら、こっちを選べば失敗しない」とスッキリ決められるはずです。
結論|おすすめはどっち?ざっくり比較
先に結論からお伝えすると…
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冷凍室をしっかり使いたい・新しいデザイン重視 ⇒ GR-Y18BP(180L)
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予算をできるだけ抑えたい・幅がスリムな方が安心 ⇒ GR-W17BS(170L)
という選び方になります。
1-1. スペックをざっくり比較
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容量
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GR-Y18BP:180L(冷蔵+冷凍)
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GR-W17BS:170L
→ 中でも、冷凍室の容量がY18BPの方がしっかり大きいつくりです。
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本体サイズ(幅×奥行×高さ)
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GR-Y18BP:約 幅50.3cm
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GR-W17BS:約 幅47.9cm
→ 横幅は約2.4cm、GR-Y18BPの方が広いので、設置スペースがシビアなキッチンだと要チェックポイントになります。
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静音性・基本性能
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どちらも一人暮らし向けの2ドア冷蔵庫として、
「ワンルームでも使いやすい静音性」「電子レンジが載せられる耐熱トップ」など、
基本機能はしっかりおさえられています。
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価格帯のイメージ
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GR-Y18BP:新しいシリーズの180Lモデル ⇒ 価格は高め
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GR-W17BS:一世代前の170Lモデル ⇒ 価格はこなれてきていることが多い
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1-2. ざっくり「こんな人にはこの機種」
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GR-Y18BP(180L)が向いている人
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週末のまとめ買い・作り置き・冷凍食品をよく使う
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キッチンの見た目・デザインも妥協したくない
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設置スペースにある程度余裕があり、多少の価格アップは許容できる
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GR-W17BS(170L)が向いている人
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初めての一人暮らしで、できるだけ予算を抑えたい
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キッチンが狭く、冷蔵庫の「横幅」が不安
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冷凍食品はほどほどで、そこまでパンパンにはしないつもり
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このあと、「容量・サイズ・電気代などのスペック」を数字で比較していきます。
なんとなくのイメージではなく、「自分のキッチンに本当に置けるか」「生活スタイルに合う容量か」をチェックしていきましょう。
👉 冷凍室たっぷり&新デザインのGR-Y18BPをチェックする
👉 コスパ重視のGR-W17BSをチェックする
スペック比較|サイズ・容量・電気代を数字でチェック
ここでは、GR-Y18BP と GR-W17BS を「数字」で並べて、違いをはっきりさせていきます。
2-1. 基本スペック一覧
| 項目 | GR-Y18BP(新モデル) | GR-W17BS(旧モデル) |
|---|---|---|
| 定格内容積 | 約180Lクラス | 約170Lクラス |
| タイプ | 2ドア・直冷式 | 2ドア・直冷式 |
| ドア開き | 右開き | 右開き |
| 幅 | 約50.3cm | 約47.9cm |
| 奥行 | 約58cm前後 | 約58cm前後 |
| 高さ | 約135cm前後 | 約137cm前後 |
| カラー | 落ち着いたマット系・フラット寄りデザイン | やや丸みのある従来デザイン |
ポイントは、
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容量は+約10LでGR-Y18BPが上
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幅はGR-Y18BPが約2.4cm広い
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高さはGR-W17BSのほうが少し高め、奥行きはほぼ同じゾーン
という関係です。
2-2. 容量の内訳|とくに差が出るのは「冷凍室」
単身〜2人暮らし向けの2ドアだと、
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冷蔵室:日々の食材・飲み物
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冷凍室:作り置き・冷凍食品・アイス
と役割がはっきり分かれます。
この2機種は、
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GR-Y18BP:冷凍室がしっかり大きめの設計
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GR-W17BS:冷凍も使えるが、“ほどほど”の容量
というバランスになっていて、「冷凍をよく使うかどうか」で体感はかなり変わります。
週末に肉や野菜をまとめ買いして小分け冷凍したい
冷凍食品を常備しておきたい
こういう使い方を考えているなら、
冷凍室が大きく取りやすいGR-Y18BPが有利です。

2-3. サイズ感|横幅2.4cmの差をどう見るか?
設置で一番シビアなのが「横幅」です。
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GR-Y18BP:約50.3cm
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GR-W17BS:約47.9cm
「たった2.4cm」と思いきや、賃貸のキッチンだと “入る・入らない” の分かれ目になりがちな差です。
とくに、
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冷蔵庫スペースが50cmピッタリくらいしかない
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冷蔵庫の横にゴミ箱やラックを置きたい
という場合は、必ずメジャーで「有効幅」を測ってから選ぶのがおすすめです。
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スペースに余裕がある ⇒ GR-Y18BPでもOK
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ギリギリになりそう ⇒ スリムなGR-W17BSが安全
というイメージで考えると失敗しにくいです。
2-4. 電気代・静音性のイメージ
どちらも一人暮らし向け2ドア冷蔵庫として、
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年間消費電力量は、クラス標準〜やや省エネ寄り
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動作音は「ワンルームでも気になりにくい静音クラス」
に収まるモデルです。
電気代だけで見て大きな差がつく、というよりも、「容量・冷凍室・設置スペース」で選ぶイメージに近いです。
ここまでをまとめると、
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数字上の違いは 「容量+10L」「幅+約2.4cm」 が大きなポイント
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とくに 冷凍室の使い方と設置スペース で、どちらが自分向きかが変わる
という結果でした。
次は、「実際の使い勝手に直結する“冷凍室・収納力・使いやすさ”の違い に絞って、もう少し具体的に掘り下げていきます。
違い① 冷凍室・収納力|作り置き派か、ほどほど派か
GR-Y18BPとGR-W17BSの「一番の違い」は、正直ここです。
冷凍室の広さと、収納のしやすさ。
3-1. GR-Y18BP:作り置き・冷凍食品向きの“しっかり冷凍”
GR-Y18BPは、180Lクラスの中でも
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冷凍室の容量が大きめ
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仕切りや棚で段ごとに分けて収納しやすい設計
になっているモデルです。
イメージとしては、
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上の段:アイスや冷凍フルーツ
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中の段:冷凍食品(パスタ・チャーハン・うどんなど)
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下の段:肉・魚・作り置きおかずの保存容器
といった感じで、用途ごとにゾーン分けがしやすいつくり。
単身でも、
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週末にまとめておかずを作って冷凍したい
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冷凍うどんや冷凍野菜を常備したい
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肉や魚を安いときに買っておいて、小分け冷凍したい
という人には、とても心強い冷凍室です。
3-2. GR-W17BS:日常使いには十分な“ほどほど冷凍”
一方のGR-W17BSは、
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170Lクラスとして標準的な冷凍容量
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スライドケースなどで、小物を分けて収納しやすい
といった、「必要十分」な冷凍室という印象です。
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アイスや冷凍食品を少し
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氷・保冷剤
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小分けにした肉やパンを少し
くらいなら、問題なく使えます。
ただし、
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冷凍食品を常にたくさんストックしたい
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大きめのタッパーで作り置きを複数並べたい
といった使い方になると、「もう少し冷凍室が広ければ…」と感じる場面が出てきやすいです。
3-3. 実際の暮らしでどう違う?
分かりやすく、生活パターン別に見るとこんなイメージです。
GR-Y18BP向きの人
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平日は忙しくて、週末にまとめて料理・冷凍するタイプ
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「業務スーパー」「コストコ系」のまとめ買いが好き
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冷凍うどん・冷凍ごはん・冷凍野菜などを常備したい
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2人暮らしに近い使い方をする予定
GR-W17BS向きの人
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自炊はするけど、作り置きはそこまでガッツリしない
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冷凍食品は“たまに使う”程度
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そもそも一人分の食材しか買わないことが多い
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「必要な分だけ買って、その都度使う」スタイルに近い
3-4. 迷ったら「冷凍室をどれだけ使うか」で考える
冷蔵庫選びというと、どうしても「総容量(L数)」に目が行きがちですが、実際の使い勝手にいちばん効いてくるのは 冷凍室の余裕 です。
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冷凍室をよく使う人は、広めの冷凍室=生活の余裕 に直結
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あまり使わない人は、冷凍を広くしても“持て余す”だけ
なので、「自分は冷凍室をどれくらい使いそうか?」をイメージしてみると、GR-Y18BPとGR-W17BS、どちらが自分向きかが見えやすくなります。
次は、見た目のデザインや本体のサイズ感(特に横幅) に注目して、キッチンの雰囲気や設置スペースからの選び方を紹介していきます。
✅ 作り置き・冷凍食品をたくさん使うなら
→ GR-Y18BP(180L)の詳細・価格を見る
✅ 冷凍は“ほどほど”で十分なら
→ GR-W17BS(170L)の詳細・価格を見る
違い② デザイン・設置性|キッチンの雰囲気&置き場所で選ぶ
冷蔵庫は「家電」でもあり、「インテリア」の一部でもあります。
毎日目に入るものなので、見た目の好みや置きやすさも、あとあと効いてくるポイントです。
4-1. GR-Y18BP:今っぽいフラット寄りデザインで“見せる冷蔵庫”
GR-Y18BPは、新シリーズらしく
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直線的でスッキリしたフォルム
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余計な装飾を省いた、フラット寄りのシンプルデザイン
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落ち着いたマット系カラー(ツヤ控えめ)
といった、今どきのインテリアと合わせやすい雰囲気になっています。
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キッチンもなるべく生活感を減らしたい
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ワンルームで、冷蔵庫が「部屋から丸見え」になる配置
こういう環境だと、GR-Y18BPのデザイン性はかなり効いてきます。

4-2. GR-W17BS:やわらかい雰囲気のベーシックデザイン
GR-W17BSは、
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角に少し丸みのあるフォルム
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いかにも「2ドア冷蔵庫」といった、安心感のある見た目
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セミマット寄りで、テカテカしすぎない質感
という、良い意味で“普通に使いやすい”デザインです。
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賃貸の標準的なキッチン
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白系・ベージュ系の内装
とは相性がよく、「とにかくキッチンに馴染んでくれればOK」という人にはちょうどいいバランスです。
4-3. 設置性の違い:幅と高さに注目
見た目以上に大事なのが、「本当に置けるかどうか」です。
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幅
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GR-Y18BP:約50.3cm
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GR-W17BS:約47.9cm
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→ わずか2.4cmですが、賃貸のキッチンではこの差で入る・入らないが分かれることもあります。
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高さ
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GR-Y18BP:やや低め(約135cm前後)
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GR-W17BS:やや高め(約137cm前後)
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高さはそこまで大きな差ではありませんが、
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上に電子レンジを載せる
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その上にさらにラックを置く
といった“縦に積む”使い方をする場合は、キッチン全体の高さ制限(吊り戸棚との距離など)も一度チェックしておくと安心です。
4-4. 失敗しないための「設置前チェックリスト」
購入前に、次の3つだけは確認しておくのがおすすめです。
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✅ 冷蔵庫スペースの「幅」「奥行き」「高さ」をメジャーで測る
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✅ 左右・背面に必要なすき間(放熱スペース)が確保できるか
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✅ ドアを開けたとき、横の壁や家具にぶつからないか
そのうえで、
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スペースに余裕がある → デザイン重視でGR-Y18BP
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キッチンが狭め → 幅がスリムなGR-W17BSを優先
という考え方にすると、設置での失敗がぐっと減ります。
見た目・置きやすさの違いをまとめると、
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デザイン性と少し余裕のある存在感 ⇒ GR-Y18BP
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スリムで扱いやすい標準的2ドア ⇒ GR-W17BS
というイメージです。
次は、価格と発売時期の違いに触れながら、「今買うならどちらが得か?」という視点で整理していきます。
違い③ 価格・発売時期|“新モデルプレミアム”にお金を出すか?
ここでは、
「いつのモデルなのか」+「どのくらいの価格差があるのか」
という、お財布まわりのポイントを整理します。
5-1. 発売時期の違い
まずは「どっちがどれだけ新しいか」
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GR-W17BS(170L)
→ 2024年12月発売のBSシリーズ170Lモデル -
GR-Y18BP(180L)
→ 2025年12月15日発売予定のBPシリーズ180Lモデル(完全な新シリーズ)
つまり、
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GR-W17BS:まだ1年物の“現行クラス”
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GR-Y18BP:さらに1年新しい“最新シリーズ+新デザイン”
という関係です。
「何年も前の型落ち」ではなく、どちらも比較的新しい世代同士の比較という点は安心してOKです。
5-2. 価格帯のイメージ(2025年末時点)
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GR-Y18BP(180L・新モデル)
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メーカー直販・量販店系で 約7万〜8万円台前後 が多い
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GR-W17BS(170L・1年前モデル)
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量販店・通販サイトで 4万5千円前後〜5万円台くらい が中心
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なので、ざっくり見ると、GR-Y18BPは、GR-W17BSよりも 2〜3万円前後 高くなりやすいという価格差になります。
5-3. 「新モデルプレミアム」はどこに乗っている?
この“2〜3万円の差”に含まれているのは、
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デザイン刷新(フラット&マットなBPシリーズの外観)
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容量アップ(170L → 180L、特に冷凍室が62Lと大きめ)
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3段冷凍室など、収納力と整理のしやすさ
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新しい省エネ基準・静音性能に合わせた設計
といった部分です。
逆に言えば、
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「デザインは普通でいい」
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「冷凍も“そこそこ”入れば十分」
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「現行の省エネ性能があればOK」
という人にとっては、GR-W17BSの価格帯はかなり魅力的と言えます。
5-4. 価格重視か、長く使う“満足度”重視か
冷蔵庫は一度買うと、10年前後使うことも珍しくない家電です。
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今の差額 2〜3万円を
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「毎日の満足度と、10年使う冷蔵庫への投資」と見るか
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「そのお金を洗濯機や電子レンジ、ベッドなど別の家電・家具に回す」と見るか
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ここが判断ポイントになります。
ざっくりまとめると:
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GR-Y18BP(180L)を選びたい人
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多少高くても、デザインと使い勝手(特に冷凍室)を優先したい
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長く使うつもりなので、「せっかくなら新シリーズがいい」と思う
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予約・発売直後でもOKな人
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GR-W17BS(170L)を選びたい人
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予算が限られていて、冷蔵庫にかけられる金額を抑えたい
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そのぶん、他の家電をグレードアップしたい
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多少デザインがシンプルでも、「ちゃんと冷えて静かならOK」
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🔵 GR-Y18BPが向いている人はこちら
→ 作り置き・冷凍食品派向け:GR-Y18BP(180L)をチェックする
🟢 GR-W17BSが向いている人はこちら
→ コスパ重視&スリム優先派向け:GR-W17BS(170L)をチェックする

